パキポディウム・タッキーの実生を始めました。
パキポディウム タッキーとは
Pachypodium densiflorum ‘Tackyi’(パキポディウム デンシフローラム タッキー)は、マダガスカル中央高地の標高1000m前後の乾燥した花崗岩の岩場に自生するデンシフローラムの、縮れ葉・小葉タイプの個体を日本国内で選抜・命名した園芸品種です。
タッキーは通常のデンシフローラムと比べて葉が著しく小さく縮れることが最大の特徴で、デンシフローラムの実生苗の中からたまたま変異個体が見つかり、選抜・固定されてきたという経緯を持ちます。
日本人って古くはアサガオなんかも変異種を作り出して一般向けに販売されていたようですし、農耕民族やなぁって感じがしますよね。
生育は極めて遅く、実生14〜15年でもまだ小さいという声もあります。デンシフローラムは生育しやすい種類ですが、やはり変異種は遺伝的な弱さがあるようですね。また、特徴である縮れ葉も初期段階では現れないこともあるそうで、実生3年目で突如縮れ葉が出てくるケースもあるようです。
2026/05/29 前処理 & 播種
メルカリで種子を購入。10粒7,700円というなかなかのお値段で、20粒ほど購入しました。


ジベレリン50ppmに24時間浸水させ、その後に発芽用用土の上に置きます。ヒートマットを使用し、昼間は30℃に設定して夜間はスイッチを切りました。
2026/05/31 発芽開始
グラキリスなんかは発芽してくるまで1週間ほどかかるので、タッキーもそのくらいかかるかと思いきや、2日で発芽したようです。発芽したものを順次用土に植え付け、軽く覆土しました。



最初、この2日目の様子を見たときには「発芽したのではなく水を含みすぎて殻が破れただけなんじゃないか」と思いましたが、そうではなかったみたい。根の出かたに勢いを感じないのは、デンシフローラムだからなのか、それとも突然変異による遺伝的な弱さを表しているのか。どうなんでしょうね。
2026/06/01 立ち上がりはじめる
当初の心配をよそに、しっかりと立ち上がり始めました。

2026/06/04
殻も外れ、子葉の展開がはじまっています。やっぱり植え付けるときに軽く覆土すると殻外れがいいです。

スムーズに殻が外れると光合成効率も当然上がりますから、発芽直後の育成ブースト期間において、けっこう大事なテクニックだと考えています。
2026/06/13
ようやく本葉の兆しが見えてきました。やはり成長スピードはゆっくりですね。


2026/06/20
本葉の展開とともに塊根部の成長も始まってきました。
徒長していますが、このまま甘い環境で育てていきます。
気温 23℃〜33℃
平均 VPD 1.85kPa
腰水に微粉ハイポネックスを加えています。




つづく…


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